高橋 悠治 / 平凡社(2004/07)
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これは家宝!
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この本が書かれた頃、私は音楽に夢中になって色々な曲を聴いたり演奏したりしていました。
その内、音楽関係の評論や解説も読むようになりました。
でも音楽の専門家は技術論を、そうではない評論家は精神論を書くことが多いことに徐々に違和感を覚え始めました。
丁度その頃、この本にも入っている「小林秀雄『モオツァルト』読書ノート」を読んでとても共感しました♪
本の第三章は「音楽」を作曲、演奏論から抵抗運動として提唱している。
優れた文学者が、必ずしも正しく音楽を評論していないと批判した人が、同じような轍を踏むことにならなければと、やや危惧します。
余談ですが、彼のピアノ演奏は大好きです。