
あらすじ:
【第3場】
アルベリヒが弟のミーメに作らせた「隠れ頭巾」を取り上げ、効果を試していた処へヴォータンとローゲが現れ、ローゲはアルベリヒを騙し蛙に変身させ縛り上げ、「隠れ頭巾」と「指輪」を取り上げてしまいます。
【第4場】
地上に連行されたアルベリヒは蓄えた財宝を奪い取られ、「指輪」に呪いをかけて地底に去ります。
巨人たちは人質にしていたフライアと交換にヴォータンから財宝を受け取りましたが、指環も要求します。
ヴォータンは最初は断りましたが、地底から大地の母神エルダが現れて呪われた指環を手放さないと神々は滅亡すると警告します。
そこでヴォータンは巨人たちに指環を渡すと、たちまち巨人たちは指環を奪い合い、ファフナーは兄のファーゾルトを殺害し財宝を持って巨人族の国リーゼンハイムに帰っていきます。
神々はフライアが解放され、多難だった1日の厄を払おうとドンナー=雷神が夕立をおこし、フロー=幸福の神が城へ虹の橋をかけます。
ヴォータンと妻フリッカ、美の女神フライア、そして雷神ドンナーと幸福の神フローは、神々の居城ヴァルハラに入城し、黄金を失ったラインの乙女たちの嘆きで幕が降ります。