いよいよ《ニーベルングの指環》(全曲)を聴きます。
私の購入したCDは↑の盤ではなく、エソテリックがオリジナル・マスターからDSDマスタリングしたものです。

素晴らしい音質で、前夜祭: 《ラインの黄金》から聴き始めます

あらすじ:
【全1幕・第1場】
まだ、人間が誕生していない神話の時代、ライン川の水中で、川底に眠る「ラインの黄金」の守るラインの乙女たちが戯れています。
そこにニーベルング族のアルベリヒが現れ、彼女たちに言い寄りますが、醜い彼はからかわれて馬鹿にされます。
憤りに燃えたアルベリヒの目の前に、差し込んだ太陽の光がラインの黄金を輝かせます。
彼は油断した乙女の一人がもらした『愛を断念した者だけが、ラインの黄金から「世界を支配できる指環」を作ることができる』という言葉を聴き、「愛すること」を捨て、黄金を奪い、地下の国へと逃げていきます。
壮大な悲劇の始まりです

【第2場】
ライン川を見下ろす山の上で、神々の王ヴォータンと妻フリッカが眠っています。
ヴォータンは巨人族のファーゾルトとファフナーに神々の壮大な城ヴァルハラを作らせましたが、その報酬として美の女神フライア(フリッカの妹)を渡す契約をしていました。
目覚めたフリッカはヴァルハラの城が完成しているのに気付き、夫を揺り起こし、不安を訴えます。
巨人たちは約束された美の女神フライアを要求します。
フライアを渡さないで済ます方法がないかと、思っている処に火の神ローゲが現れて知恵を出します。
彼は、アルベリヒが指環の力によって財宝を集め、神々や巨人の脅威になっていると危機を伝えます。
巨人たちはアルベリヒの黄金を女神フライアの代わりの報酬にすることを要求、ヴォータンはローゲと地底に下ってアルベリヒの指輪を奪うことにします。
録音:1958年9月24日~10月8日 ゾフィエンザール(Sofiensaal)ウィーン