(1990-10-25)
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大好きなフランス・ブリュッヘン/18世紀オーケストラでラモー(1683-1764)を聴きます。
ラモーのクラヴサンの作品は時々聴きますが、今回は歌劇の組曲です。
彼は50歳になるまで歌劇は作曲していませんでしたが、それからは亡くなるまでほとんど舞台音楽の作曲家として活動しました(およそ30曲)。
Boreadesは彼の最後の音楽悲劇*(歌劇のうち劇としての構成、内容がきちんとしているもの)でルイ15世の宮廷で上演される予定だったが、リハーサルのみになったそうです。
Dardanusは彼の3作目の音楽悲劇*で1739年にパリ・オペラ座で上演されました。
パリ・オペラ座のピッチは現代より1全音ほど低い392ヘルツ程度とされています(ミッシェル・コレットは1735年に「フルートは常にオペラ座のピッチで作られる」と書き残しているそうです)。
この18世紀オーケストラでは当時のオリジナル楽器を使用していますが、この録音では392ヘルツを採用しています。
録音:1986年5-6月 オランダ Nijmegen(ナイメーヘン)ライヴ