「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」と呼ばれるのはJ.Sバッハが2度目の妻アンナ・マクダレーナに贈った楽譜帳のことです。
結婚(1721年12月)の翌年、新妻に一冊の楽譜帳(第1巻)を贈りましたが、これは大半が失われてしまった(フランス組曲の最初の5曲などのクラヴィーア作品を含んでいた)。
ライプツィヒに転任してから3年目の1725年、バッハは妻に新しい楽譜帳を贈る。
それがこの「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻」です。
この「第2巻」には先ずバッハ自身が2曲のパルティータ(イ短調BWV827、ホ短調BWV830)を記入し、後はバッハ夫妻や子供たちによって種々の楽曲(他の作曲家のものを含む)が書き込まれていった。
録音:1991年4月 イギリス トディントン セント・アンドリュース教会